玉露(ぎょくろ)
玉露は日本茶の中でも高級茶として知られています。
玉露の特徴は栽培方法にあり、茶葉に日光があたらないように20日以上覆いをかぶせて育てることで、渋み・苦み成分を抑え、甘み・旨み成分を引き出します。
そうすることで、濃厚な旨みやまろやかな甘みが強くなり、その凝縮された味は「濃厚なだし汁のよう」と例えられるほどです。
美味しい淹れ方(2人分)
- お湯
- 60~70cc(40~60℃)
- 茶葉
- 7~8g
- 待ち時間
- 2分
急須に茶葉を入れ冷ましたお湯を注ぎ、揺すらないでじっくり待ちます。濃さが均一になるように湯呑に回し注ぎ、最後の一滴まで出し切ります。(お茶は最後の一滴に旨みが凝縮されています)
煎茶(せんちゃ)
日本で最も日常的に飲まれているお茶です。
日光をたっぷり浴びて育った茶葉は甘味・旨み・渋み・苦み・爽やかな香りが調和されたのど越しのよい飲みやすいお茶です。
美味しい淹れ方(2人分)
- お湯
- 180cc(70~80℃)
- 茶葉
- 5~6g
- 待ち時間
- 1分
急須に茶葉を入れ、すこし冷ましたお湯を注ぎ、揺すらないでじっくり待ちます。濃さが均一になるように湯呑に回し注ぎ、最後の一滴まで出し切ります。(お茶は最後の一滴に旨みが凝縮されています)
冠茶(かぶせちゃ)
玉露と煎茶の中間のようなお茶で、玉露と同じように覆いをして育てますが、その期間は10日ほどになります。玉露よりもあっさりとした甘みと煎茶よりも少ない渋みで飲みやすいお茶になっています。
また、お湯の温度によって玉露のように甘みを引き立てたり煎茶のように渋みを強くしたりと、その日の気分によって淹れ分けることができます。
甘み・旨みを引き立てたいとき
美味しい淹れ方(2人分)
- お湯
- 180cc(60℃)
- 茶葉
- 7~8g
- 待ち時間
- 2分
渋み・苦みを強くしたいとき
美味しい淹れ方(2人分)
- お湯
- 180cc(80℃)
- 茶葉
- 7~8g
- 待ち時間
- 1分
急須に茶葉を入れ冷ましたお湯を注ぎ、揺すらないでじっくり待ちます。濃さが均一になるように湯呑に回し注ぎ、最後の一滴まで出し切ります。(お茶は最後の一滴に旨みが凝縮されています)
雁ヶ音茶(かりがねちゃ)
通常お茶は葉の部分を用いますが、その茶葉の選別工程で出る茎の部分を集めて作られたお茶を『茎茶』といい、京都ではその中でも品質のいい茎茶を『雁ヶ音』と呼んでいます。さっぱりとした中にも甘みがあり、熱湯で淹れても比較的渋みや苦みが出にくく初心者の方にも淹れやすいお茶です。
美味しい淹れ方(2人分)
- お湯
- 180cc(70~80℃)
- 茶葉
- 7~8g
- 待ち時間
- 40秒
急須に茶葉を入れ、すこし冷ましたお湯を注ぎ、揺すらないでじっくり待ちます。濃さが均一になるように湯呑に回し注ぎ、最後の一滴まで出し切ります。(お茶は最後の一滴に旨みが凝縮されています)
ほうじ茶
ほうじ茶は煎茶を焙煎したもので、煎茶と同じようにご家庭で日常的に飲まれるお茶です。
火を通す事で、苦みや渋みが抑えられ香ばしい香りが口の中で広がります。
またローカフェインなので小さなお子さまやご年配の方にも安心してお召し上がりいただけます。
ご自宅に残っている古い煎茶をフライパンなどで炒れば、手軽にご家庭でもほうじ茶を作ることができます。
美味しい淹れ方(2人分)
- お湯
- 250cc(100℃)
- 茶葉
- 6~7g
- 待ち時間
- 40秒
急須に茶葉を入れ冷ましたお湯を注ぎ、揺すらないでじっくり待ちます。濃さが均一になるように湯呑に回し注ぎ、最後の一滴まで出し切ります。(お茶は最後の一滴に旨みが凝縮されています)
玄米茶
煎茶や番茶に炒った玄米をブレンドしたもので、ほうじ茶とはまた違った香ばしさを楽しめるお茶です。
ベースにするお茶の種類や抹茶入りのものなど、バリエーション豊富です。
茶葉と玄米を1:1にブレンドすることで軽やかな口当たりで、気軽に飲めるお茶です。
また玄米が入っているのでご飯との相性も良く、お茶漬けなどにもおすすめです。
美味しい淹れ方(2人分)
- お湯
- 250cc(100℃)
- 茶葉
- 6~7g
- 待ち時間
- 40秒
急須に茶葉を入れ冷ましたお湯を注ぎ、揺すらないでじっくり待ちます。濃さが均一になるように湯呑に回し注ぎ、最後の一滴まで出し切ります。(お茶は最後の一滴に旨みが凝縮されています)